元プログラマーぷげらの趣味ブログ

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現役塾講師が語る、個別塾のアルバイトが「ブラックバイト」といわれる理由

 どうも、1:1個別塾講師のバイトをしているぷげらです。

 今回は個別塾のアルバイトが『ブラックバイト』といわれている理由を経験から簡単にまとめていこうと思います。これから塾のバイトをはじめようとしている方、興味をお持ちの方は是非この記事を読んで参考にしてみてください。

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 *この記事を書くに至った背景

 6月4日、残業代が支払われないなど不当な扱いを受ける、いわゆる「ブラックバイト」の問題が相次いでいるとして、個別塾の講師として働くアルバイトの大学生らが労働組合を結成し、労働条件の改善を申し入れることになりました。

この労働組合は全国の塾で講師として働くアルバイトの大学生や労働問題に取り組むNPO法人のメンバーなどおよそ30人が結成したもので、「個別指導塾ユニオン」と名付けられ、全国的にニュースに取り上げられました。

 

 このニュースをみて、これから塾講師のアルバイトをされようと思っていた方はさぞかし不安になったかと思います。そこで、この問題について詳しく解説していこうと思い、記事を書くことにしました。

 

*問題その1.塾のバイトの時給が高いというのは間違い!

 まず皆さんが数あるアルバイトの中から塾講師のアルバイトを選択した理由として、「時給1000円以上」という高時給に魅力を感じたことが一番にあると思います。実際、私もそうでした。コンビニのレジ打ちや飲食店のホールといった接客業の一般的な時給が700円~800円前後であることに対し、個別塾のバイトは小中高生を相手に自身が今まで習ってきた勉強を教えるだけで1000円以上の報酬が得られるわけですから、おいしくない話なわけがありませんよね。そしてこの理由で多くの大学生が塾のバイトの面接に訪れるわけです。

 しかし、いざ面接を受けてみると塾の講師から「授業1コマでこの時給だけど、準備時間やその他の拘束時間も込みだからね」と説明があります。 ん?

準備時間や拘束時間も時給に含まれるの?と疑問に思われたかと思いますが、ここが落とし穴なんです。アルバイトの広告では「時給○○円」と時給で表示されていますが、実際は時給ではなく「授業1コマで○○円」という単位なのです。つまり、1コマ60分の授業につき1000円が支給される塾でも、準備時間やその他の事務的な拘束時間はただ働きしてね!ということなのです。

 まとめると、

 ①塾のバイトは授業1コマ○○円で時給換算ではない

 ②授業の準備時間やその他の拘束時間にはバイト代が支給されない

   ・・・結論:時給換算すると500円前後が妥当! 

 「おいおい安すぎない(´・ω・`)?」 「いえ、残念ながらこれが現実です。。。」

  

*問題その2.シフト制だから稼ぎづらい...

 時給500円前後でも頑張りたい!と思う方は教育に興味がある方、もしくは今後、教育現場で働きたいという方が多いのではないでしょうか。お金に余裕のある方はそれでも良いでしょうが、生活費を稼ぎたい大学生やフリーターの方は厳しいですよね。

さらに、塾のバイトはどこもシフト制です。塾の開始時間は遅く、学校が終わって生徒が帰宅してこないことには始まらないので、1日に入れる授業の数は多くて3~4コマとなります。つまり1日に稼げる額は最大でも4000円前後です。

 「まぁ4000円前後稼げればいいよ」と思われた方、ここからが本題です。塾のシフト制の最大の問題点は、生徒が塾を休むことです。生徒が塾を休んだ場合は当然、授業をすることはできませんので給与も発生しません。つまり1時間~1時間30分の間、給与のない拘束時間が発生することになります。これは滅多に起こることではなく、週に3回~4回程度頻繁に発生すると思っておいてください。塾側からしてみれば、たとえ生徒が連絡もなく、または急に塾を休んだとしても講師に負担をしてもらうことでデメリットが解消できるのですから何の問題もありませんよね。つまり、塾側のバイトに対する扱いが酷いものということが分かります。

 

 

*問題その3.辞めたくても簡単には辞めさせてもらえない!

 もうこんなブラックバイトは嫌だ、と思い塾の責任者に辞めたい意志を表示したところ、「今すぐ辞めてもらっては、塾側としてものすごく困るので1ヶ月~2ヶ月の間は出勤してもらわないと・・・」とか「あなたが私の立場だったら、困りますよね?」、「あなたが活躍してくれると思い、他の人を何人か不採用にしたので・・」「生徒が先生が辞めては困ると相談してきています」などと巧みな話術で辞めさせないように誘導してきます。塾で働いている人たちはコミュニケーション能力を持ったプロ集団です。生徒や生徒の保護者さん相手に日々、面談という形でコミュニケーションをとっているのですから、話すことに関して他の人より長けていて当然ですよね。

 一度入った塾を辞めるには、相当な理由でもない限り簡単には辞められないと思っておいてください。なぜなら塾側は常に人手が足りていないのですから、一度入ったバイトの子を様々な策を講じてでも辞めさせたくはないのです。もめ事を起こさずに辞めるのは不可能だと思いますので、そういったことができないという方は入らないことをオススメします。。。

 

 

なぜ現在進行形で塾で働いているのか

 塾のバイトの様々なブラックな内容を解説してきたわけですが、私がまだ塾のバイトを続けている理由について最後に説明したいと思います。

 塾のバイトを続けていると、コミュニケーション能力が飛躍的に向上します。塾にくる生徒は、勉強が何も分からない子や進学校に合格したい目標の高い子など、皆それぞれ意識が違いますし、コミュニケーションを取ることが苦手な子や天真爛漫な子勉強嫌いな子も勉強を教わりにきます。そういった生徒に勉強を教え、成績を伸ばさないといけないわけですから、頭をフル回転させて授業に臨まないといけないわけです。そういった環境で日々授業をこなしていくと、生徒の表情や気持ちがだんだんと手に取るように分かってくるようになってくるのです。

 また、生徒と毎日向き合っていると、その生徒に対する思い入れがどんどん強くなってきます。日々コミュニケーションを取っていることで、この子の成績を伸ばしてあげたい、進学校に合格させてあげたいというような特別な感情が芽生えてきます。まるでわが子を見ているような、そんな感覚です。

 以下のような理由があり、私は現在進行形で塾のバイトをしているわけなのです。ブラックなところが多いバイトですが、人と接することが好きな方や趣味で、コミュニケーション能力を伸ばしたい方などには悪くないバイトなのかもしれません。

 この記事を読んで気になる方は一度、面接に行かれてみてはいかがでしょうか。

 

 

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